Da-iCE初海外公演に行ってきたときの話(1)

2016年5月28日、Da-iCEさんのワンマンライブがサンノゼのCIVICホールにて行われました。

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かれこれ1年近く前となってしまうんですが、長くなりそうだったんでそのうち~と思っているうちにいつの間にか(笑)
せっかくDa-iCE史上初となる海外公演を見届けてきたので、思い出しながらつらつらと書いてみようかと思います。

この海外公演が決まったのが3月末。
Da-iCE、<FanimeCon 2016>出演決定。初アメリカライブ | Da-iCE | BARKS音楽ニュース
長年追ってきたw-inds.さんは海外公演=アジアみたいなところがあったので、いきなりのアメリカというのにまずびっくりしました。
アジアならまあ似たようなダンスボーカルもなくはないけど……アメリカで日本人のBoy Band、大丈夫なの……?
アメリカ人からしたら颯くん中学生くらいに見られない??(失礼)

本気でこんな感じでした。
もちろん行きたいという思いはありましたが、この時点では自分が本気で海外まで飛ぶとは夢にも思いませんでした。
パスポートも切れてたし。(重要)
有給休暇だってそんな、何日も取れるわけないじゃないですか、ねえ。

今回旅を共にしたのがのんちゃんという、わたしを唆す悪い大人なんですが(言い方)
……というのは冗談で、互いに互いを唆し合って秋田公演1週間前に突然行くことを決めてしまうような遠征仲間のお姉さんです。
ふたりであーだこーだイベントについて話しているうちに、「有休取れたら行こう」ということにまとまっていました。
ヲタクってこわい。
パスポートも調べたら、都内は有楽町に19時までに行けば取得できるそうです。
うん、定時に上がれば余裕で間に合うな!
どうにか歯止めが利くようにと、先輩に5月27~31の早めの夏休みを交渉してみます。
ここで止めてくれればすっぱり諦めがつく!止めてくれ!
「ちゃんと残業してここまでにスケジュール通り終わらせられるならいいよ^^」
技術職故に納期を守るという条件で通ってしまいました、アーメン。
こういうときヲタクってスケジュールめっちゃ守るじゃないですか、死ぬ気で。

いよいよアメリカ行きが現実化し、腹を括って初海外遠征に向けて準備が始まりました。
アメリカに行くにはパスポートの他にESTAというものも申請しなくてはならず、一度通ってしまえば2年間は使えます。
うーん、切れる前にもう一回行きたいなぁ(笑)
(ちなみにDa-iCEさん達はビザ取ってるはずなのでESTA不要です)
その辺の諸々の手続きやホテル・飛行機は海外経験の多いのんちゃんにおまかせしてしまったのでなかだはおんぶに抱っこだったんですが。
とりあえず本籍地の石川県から戸籍謄本を取り寄せてパスポートを取るところだけ自分でやりました(笑)
戸籍謄本って郵送で取り寄せられるんですね、便利な世の中だ。

後は行くと決まったからにはメンバーにご報告を。
幸いWATCH OUTのお話し会を挟んでいたので、そちらで報告させていただきました。
WATCH OUTお話し会レポート1日目 和田颯編 - カルピスもち。
ちなみに大輝さんにも翌日報告してます(レポ書いてなかった)
当時やたらとみんなLA、LAと言ってたので「サンノゼなのに……あの子達サンノゼもLAだと思っているのかな……」と余計な心配をしていたんですが、後々明かされた写真集やらMVやらでLAのお仕事もたくさんありましたね。

颯くんの言語的不安が拭われたどうかはさておいて、5月26日夜(日付が変わって27日になろうという頃)、Da-iCEさん達の半日ほど後に日本を発つべく羽田空港に向かいました。
国内線にこの時間に乗ることはまずないので、飛行機ってこんな夜中でも飛ぶんだ……とちょっとびっくりでした。
先に着いたなかだが日本円をドルに両替し、のんちゃんと合流して一緒に手続きをしました。
空港で一番安い海外旅行保険にも入ります。
(海外で怪我したときに保険がきかないとえらいことになるので)
国内線に慣れすぎた故にのんびりしていたら思いっきりファイナルコールを聞き逃し危うく乗り遅れるところでした(笑)
みなさん、国際線はまじで余裕持って行ってください!

機内ではあまり眠らず、たまに繋がるWi-FiTwitterを見たり機内食を食べたり、ゲームをしたりして過ごしました。
飛行機に10時間以上乗るのは初めてだったので眠れなかったんですが、結果的に時差ボケせずに済んだのでよかったです。
わたしたちはLAで入国しました。

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わー!アメリカだー!
入国審査の時に、ESTA申請後初の人と2回目以降の人で入り口が分かれるのですが、あっちのスタッフの方が「ハジメテESTAー!コッチ!ニカイメESTAー!ソッチ!」と案内してくれたのがツボでした(笑)
ハジメテESTAの列に行くと、あの英語の教科書で必ず出てくる、滞在目的を聞かれました。
うわーーーあれだ!クレヨンしんちゃんのやつだ!グアム編のやつ!本物!!!
(入国審査に対する謎のイメージ)
当然、クレヨンしんちゃんのように日本語ペラペラな審査官さんではありませんでした。
イケメンだけどクールで真面目そう……怖い……
なので英語の教科書に書いてあった通り「Sightseeing.」という魔法の言葉を唱えます。
これで通れるって習った!(馬鹿)
観光と聞いて、ふーんと一瞬納得してくれたかのように見えたのですが。
「え、どこ行くの?」←という感じの英語
「さ、さんのぜ……?」←なぜか疑問形
サンノゼ……?何かあるの?」←という感じの英語
ファッ……!すげぇ掘り下げるやん!ここまで聞かれるなんて聞いてない!聞いてないよ!?
さすがに入国審査だけは一人で挑まねばなりません。
のんちゃんの助け船がない中、このままじゃ英語力不足でアメリカ入国禁止に……?(困惑中)
「あっ……ふぁにめこん……」
「Oh~!俺日本のアニメわかるぜ!うんたらかんたら」←後半何言ってんだかわかんないけど明らかにテンション上がってる審査官さん
「あっ……えっ……おーイエス(?)」←もうどうしていいかわからない
「コスプレすんの!?」←コスプレという言葉は万国共通らしい
「い、イエスイエス!」
「何の?」←まだ食いつく
「浴衣……?ジャパニーズキモノ……?」
「(なんだよアニメじゃねーのかよという顔)……NARUTOガンダム!ゴッズィーラ!」←突然の作品名連呼
「あ~あはははwイエスイエスww」←よくわかんないけど打ち解けたと解釈してテンションの上がるなかだ

無事、アメリカに入れてもらえました。

ていうか普通、こんなに時間かからないらしいです(笑)
本気で泣きそうでした、サンノゼまでの乗り継ぎも控えてましたし。
入国と同時にアニヲタ審査官に当たるなかだ、なかなか運があったと思います。
アメリカにもアニヲタってこんな普通におるんや。イケメンなのに。

そしてローカル線に乗り継いでサンノゼへと向かいます。
国内線のLCCくらいの小さい旅客機でした。
乗った時、うっかり座席の上の荷物棚に頭を思いっきりゴンとぶつけてしまったんですが、客室乗務員の紳士なおじさまが笑いながら頭ぽんぽんしてくれました(笑)
日本にはないサービス!陽気すぎる!
と、接客にもアメリカを感じます。

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サンノゼに着いた頃にはすでに真っ暗。
この日はタクシーでホテルに向かい、すぐに寝ました。
現金はタクシーのチップとかで使います。
(基本的にはカード文化)
飛行機で起きていたおかげで、スッと眠れました。
寝たのは日付が27日になったくらいの時間だったんですが、日本は27日の16時頃でした。

翌朝、まずはFanime Conの会場に向かい、入場パスを購入します。
事前にも買えたのですがわたしたちは現地で買いました。
ホテルから電車に乗って会場の最寄りまで。

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駅がもうオシャレですよね。
道路も広いし、異国感ですでに浮かれてしまいます。
横断歩道が押しボタン式なので押さないと信号が変わらないのですが、忘れて待ち続けるというミスを何度もしました(笑)

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このFanime Conというイベントがどういったものかと言いますと、アニメ・ゲームを中心としたジャパニーズカルチャーのお祭りという感じです。
アメリカのコミケと聞いていましたが、わたしが想像する同人誌争奪戦のような感じではなく、ジャパニーズカルチャーに関するものならなんでも楽しんじゃえ!という感じのイベントでした。
いやもしかしたらどこかのブースではそういった戦争が起こっていたのかもしれませんが……
ところでなかだのかなりの偏見ですが、行列に並ぶのって日本人だけだと思っていました。
会場でまずびっくりしたのが、コスプレイヤーさん達の長い行列。
えっ、アメリカの人でも並ぶんや……ジャパニーズ精神なのかな……ヲタクだからかな……
滞在中ほぼヲタクの方としか接していないのでその辺はよくわかりませんが、限定のバッジ(?)を手に入れるべくしっかり並ぶアニヲタの皆様がそこにはいました。
それにしても皆様クオリティが高い。
FINAL FANTASYが似合いすぎる。
っていうか忘れてたけどFFって日本の作品だったんだ。(ゲーム無知)
たまにパワーパフガールズとか見かけると、それはアメコミだろうとつっこみたくなりましたが(笑)
細かいことは気にしないのが自由の国アメリカ!
そしてアニヲタ達はやたら陽気でした。

入場のウィークエンドパスを入手すべく、建物の中へ。
そちらはそんなに並んでおらず、スッと買うことができました。
住所等結構細かく情報を登録してパスを発行してもらうんですが……受付のお兄さんがなんとオネエでした。(日本語がおかしい)
何て言うんでしょう、所作がもう、しなやかなんですよね。
相手はもちろん英語だしなかだは英語全然わかんない人なのでオネエ言葉じゃないんですけど、ちゃんとわかるもんなんですね。
OK、このパスがあれば今日から3日間、好きなブースに入れるの。今いるのがココで、メインの会場がここよ。」←こんな感じで聞こえる

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お兄(オネエ)さんに親切に色々教えていただき、無事パスをGETしました。
アメリカに来てからちゃんと話した相手がいちいち濃いぞこの旅!

この日Da-iCEさん達は会場内のムービーを撮ったり(FC動画参照)オープニングセレモニーでちょろっと歌ったりしていたようですが、わたし達に取って唯一遊びに繰り出せる日だったので早々に会場を出てしまいました。
そんなこともある!(笑)
サンフランシスコの方へと、バスと電車を乗り継いで遊びに行って来ました。

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ケーブルカー。

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コンバース

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ゴールデンゲートブリッジ。

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ステーキと蟹。

アメリカ関連のFC会報を見ていただくとわかると思うのですが、行き先丸かぶりでした(笑)
コンバースは、LAの別店舗かな~と思いますが。
ケーブルカーが混みすぎで乗れなかったところまで同じだったので笑いました(笑)
ケーブルカーもゴールデンゲートブリッジも、というかサンフランシスコ自体がなかだ世代だとアレのイメージだと思うんですよ。
かの有名なアメリカンドラマ、フルハウス
オルセン姉妹が幼少期に出演していたアレです。
ジェシーおいたんがめっちゃくちゃかっこいいんですよ……日本にはあんなおじさん存在しない……。
そんなわけで憧れのフルハウスの聖地も巡れて嬉しかったです。
(きっと年長組もそうだったに違いない)
アメリカで食べた蟹は日本と全然品種も調理法も違っていて、おまけに手でバッキバキに割るっていうワイルドな感じでしたが超美味しかったです。
蟹の殻割るのちょっと上手になりました(笑)

そして夜、「今日は観光したよ~おやすみ~」と推しにリプライで報告するなかだ。
滞在中こまめにリプライを送っていたんですが、推しと同じ時間軸を生きて「おはよう」とか「おやすみ」とか言える喜びが凄い!
アメリカなのに!
お天気いいね~とか言えちゃうの凄い!


長くなったので一旦切って次記事に続きます。
(まだメンバーが登場していませんが……)