コロナと向き合うエンタメ、ハロー!プロジェクトのコンサートに行ってきた
みなさま、心身共に健康な日々を送っていますか?
ついこの前まで推しプロデュースなTシャツで毎日生活していたのに、
あっという間にコタツと蜜月な関係になってしまいました。
「まだグッズの半袖届くんだけど!?」と嘆くこともあるのは内緒です(笑)
この度、ひっっっっっっっっさしぶりに現場に行きました。
ハロー!プロジェクトさんのコンサート、10月18日の金沢公演です。
最後にステージというものを見たのが2月17日だったので、丸8ヶ月経ちましたね。
まさかの、その間にw-inds.から1人減るしGANMIから2人減るし……
まあオタクも推しもお互いに、強く生きよう!それだけでよい!
今はまだ、様々な理由で現場には行けないっていう人が多いですよね。
どちらかというとわたしもずっとその立場で、そっちの目線だと思う。
医療や介護、保育などいろんな職業で行動が制限されているというのも聞きますし、
居住の都道府県から出ることはちょっと……とか、
制限はないけど自分や家族のことを考えると怖いとか。
本当に今まで以上に事情はそれぞれで、こう言いたくはないけどめちゃくちゃ格差を感じると思う。
わたしがコンサートに行ってみて感じたことを通して、
やっぱり現場に足を運ぶのが正義!とか言いたいわけではなくて。
むしろ、開催する側と観る側共に、どうしたら感染予防をしながらエンタメを続けていけるのかしっかりと考えていく必要があると言いたいです。
まず、ハローさんを熱烈に応援しているわけでもないわたしが、社会復帰(?)にこの公演を選んだ理由。
(あ、でも先日たんぽぽの綿毛くらい軽い気持ちで森戸知沙希さんのアクスタを買いました。ハロウィンのやつ)
きっかけは友人が金沢公演に来てくれたことでした。
せっかく来てくれるのならば会いたいというのもありましたし、
何より以前から友人の話を聞いていて
「ハロプロの現場なら行ってみたい!(感染予防対策の点で)」と思っていて。
ハロコンの凄いところは、先程挙げた現場に行けない理由の内の半分くらいはカバーできることだと思います。
47都道府県全部網羅しているのかは把握してないんですけど、前日も富山に行っていたようですし細かく回ってくれているんだなっていうのがわかります。
加えて、見本のような感染予防対策。
入場に制限をかけて人が集中しないようにしてくれていたし、
入り口での体温測定とアルコール除菌、さらにチケットはもぎらずに再入場禁止という方法でした。
ちょっとしたことでも、接触を減らす工夫だなと。
座席は間隔を1席を空けてあり、会場内では誰一人声を出さずに静かに座っていました。
正直、ショッピングモールとか買い物に行った時やそこそこ混んでる飲食店で食事する方が怖いと思う。
退場は1列ごとに案内があり、順番に出たので一切混むことはなかったです。
わたしが一般で買った席は一番端で、隣が通路で安心する感覚も久しぶりだなと思いました。
椅子の感触だったり、まだ誰も立ってないステージを見る角度だったり、懐かしくて。
それでいて今まではザワザワしていた周囲が静かだったり、
離れた席の友人のところに行かずにLINEで会話したり、変わった部分も大きくて。
わたし、上でも書いたんですが「現場に行けない人」側の気持ちが強いんです。
だから、これだけは絶対に言いたくなかったし思いたくなかった。
行けない身にとってこれが一番しんどいのを知ってる。
メンバー4人が出て来た時、
空間を共有することは、何にも代えられないんだなって思いました。
そこにいるのは自分が会いたくて会いたくて仕方なかった相手というわけじゃなくても、
金沢まで歌を届けに来てくれた女の子たちがそこに立っている。
息遣いを感じる。客席でペンライトの色を変える物音すら届いている。
本当に、彼女たちが出てきた瞬間の眩さにオンラインライブとの差を感じて、
自分でも嬉しいのか絶望感なのかわからない気持ちで込み上げる涙を堪えました。
わたしはオンラインにはオンラインの良さがあると思っているし、そのような記事も以前書きました。
けれど、オンラインがオフラインを同じ角度で越えることはやっぱりできないんだと。
そのくらい、彼女たちが目の前で歌い上げてくれる歌声にとてもとてもパワーを感じました。
何度も書きますが、とにかくオフラインが最高!!と言いたいわけではなくて。
メンバー間での感染を防目的なのかほとんどをソロ曲で構成し、
ダンスも一切しないバラード曲でのコンサート。
制限のある中でどういった形なら開催できるのかを模索しているのが伺えました。
わたしは10月に行きましたが、もっと前からこの形式でずっとツアーをしているそうで。
出来る限りの努力をして今のこの世界の中で開催しようとしているからこそ、
観客の方々もそれに応えていたように見えました。
「かえでぃーの凱旋公演の気持ちで来たけど、『おかえりー』ってみんな言えないんだね」
と野中さんかな?も言っていました。そうだよね。(凱旋ではない)
※ 加賀楓さんは石川県の加賀温泉郷の観光大使をされています
その言葉に前の席の方が静かに一生懸命首を縦に振っていて。
お互いにこの空間を守って行こうという気持ちが、コンサートを作っているんだなと思います。
わたしはやっぱり現場が好きだし、好きな人たちにも会いに行きたい。あと遠征して美味しいもの食べたい。
先陣を切ってくれたハローさんに倣って、エンタメ頑張ってほしいです。
同時に、対策の不十分なままで開催される公演はこの頑張りも無駄にしてしまうかもしれないし、
そこは行く側的にもやる側的にも本当に気を付けるべきだと思います。
コンサートやライブの場が、気を付けて行けば安心だよねっていう場所になってほしい。
欲を言えば、大きい会場よりも全国各地をこまめに回るのが主流になってくれたらいいな。
ちなみに内容は書いていいのか分かんないのでふわっとしますが、
わたしみたいなにわかにめちゃくちゃ優しいセットリストでした。
なんせカバー曲ですし、アラサーのわたしですら全然世代じゃねぇなみたいな昔の曲もあったり
高校の時カラオケで必ず歌いましたみたいな曲や、とりあえず全曲知ってました。
こんなににわかに優しいのに、今現場に行ってるのってまあ普通は熱烈なファンの方でしょうね。
ハロプロデビュー戦(わたしは違うが)とかにもってこいなのに、勿体無い!
あと帰り道で、
「野中美希さんの歌ってハロプロっぽいっていうか辻ちゃん加護ちゃんっぽいね」
と言ったらどうやら本当にミニモニ。が好きだったそうで、
知らなくても伝わるもんなんだなと感心しました。
あとMCでめちゃくちゃ金沢の話をしてくれて嬉しかったです。
よし、自分へのクリスマスプレゼントは防振双眼鏡にしよう。
(現場に行く気満々かよというツッコミ待ち)
ちなみにお昼は人混みを避けるため、車で回らないお寿司屋さんに行きました。
メニューに値段が書いてないタイプのあれなのですがめちゃくちゃ美味しいのでオススメです。
大野町という醤油の名産地にあります。