世界で一番エモーショナルなライブ、w-inds. FAN CLUB LIVE TOUR 2023 ~Bring back memories~

※1月14日大阪公演の追記しました(青字)

2023年、あけましておめでとうございます。
新年最初のライブ、w-inds.さんのFCツアー初日に行きました。
今回のコンセプトは過去のライブで披露されたことのない曲だけでやるライブとのこと。
これが発表された時点でcrewの皆様の間では該当曲の洗い出しが始まっていました(仕事が早い)

候補曲で作ってくださったプレイリストに、サブスクでも解禁されていないマニアックオブマニアックな3曲を加えたのがこちら

  • Stomp アルバム『THANKS』収録曲
  • Journey アルバム『Journey』収録曲
  • 地図なき旅路 アルバム『Journey』収録曲
  • Celebration アルバム『Journey』収録曲
  • 夏祭り シングル『LOVE IS THE GREATEST THING』c/w
  • Space Drifter シングル『Beautiful Life』c/w
  • Innovator ベストアルバム『BEST ELEVEN』収録曲
  • Shangri-La ベストアルバム『BEST ELEVEN』収録曲
  • Rock it アルバム『Seventh Ave.』収録曲
  • Smmer Days アルバム『Seventh Ave.』収録曲
  • Color シングル『Everyday/CAN’T GET BACK』c/w
  • Fighting For Love シングル『New World/Truth〜最後の真実〜』c/w
  • Tribute シングル『New World/Truth〜最後の真実〜』c/w
  • Love or Leave シングル『Addicted to love』c/w
  • Rain シングル『Addicted to love』c/w
  • You make me crazy ベストアルバム『w-inds. 10th Anniversary Best Album-We dance for everyone-』収録曲
  • NOTHING GONNA CHANGE IT ベストアルバム『w-inds. 10th Anniversary Best Album-We sing for you-』収録曲
  • Humanizer シングル『You&I』c/w
  • Turned up シングル『夢で逢えるのに〜Sometimes I Cry〜』c/w
  • Frozen in my heart シングル『FANTASY』c/w
  • Ring Off The Hook シングル『In Love With The Music』c/w
  • Femme Fatale シングル『Get Down』c/w
  • The Christmas Song アルバム『20XX "We are"』収録曲
  • Distance アルバム『20XX "We are"』収録曲
  • Bang! Bang! feat.CrazyBoy アルバム『Beyond』収録予定
  • I’ll be there シングル『World needs love』(Earth Harmony)c/w
  • storytelling コンピレーションアルバム『CHRISTMAS HARMONY~VISION FACTORY presents』収録曲
  • FREEDOM SKY コンピレーションアルバム『CHRISTMAS HARMONY~VISION FACTORY presents』収録曲

最後の3曲はまあないだろと思いつつもI’ll be thereへの希望を捨てたくなくて入れました。
→友人が教えてくれたのですがI’ll be thereは2003年のFCイベントでやってました!ごめんなさい!(でも聴きたい!)

この曲たちが、いかにして未披露曲となったのか。
そもそも未披露曲とはなんなのか。
最初のStompが未披露となった(?)のは2006年です。
長かったね、16年後にまさか歌われるなんて本気で誰も思わないよね……!
当時からw-inds.の夏のツアーというと、最新のアルバムを"引っさげて"(必ず使われる言葉)アルバム収録曲と1年間で出たシングル及びc/w、知名度の高い過去のシングルの中から楽曲が選ばれて構成されていました。
特にアルバム曲は、それを"引っさげた"ツアーで選抜落ちするとその後はなかなかセットリストに選ばれません。
例えると、高校三年生の夏に甲子園行けなかった時、みたいな気分ですね。
同じくc/wも、アルバム曲ほどではないにしろ旬を逃すとそう簡単にはセットリストにくい込んできません。
2005年の変わりゆく空から1シングルに対してc/wが2曲になり、2008年Everyday/CAN’T GET BACKでは両A面にc/w2曲に。
2010年のAddicted to loveではc/wが3曲になります。
最初の頃は「Forever Memories=Moon Clock」と即答できていたオタクも、何のシングルのc/wが何なのか紐付かなくなっていきます(わたしだけ?)
そりゃ全部やれるわけないよね、わかる。
c/wに関しては2016年に開催されたFCツアー「w-inds. FAN CLUB LIVE TOUR 2016-2017 〜B-side〜」というビッグチャンスがあったわけですが、そこでも選ばれなかった曲たち。
正直、一生披露されないもんだと諦めていました。

えっ、あの子たちが甲子園へ……!?



当日、わたしはレンタルスペースを借りて友人3人に着物を着付けました。
その間、Spotifyのプレイリストでひたすら上記の曲たちを流して予習します。
正直に言うとTurned upからFemme Fateleの記憶がなくて流れる度に「この曲なんだっけ?」ってなりました(ごめんなさい)
昔の記憶だけは鮮明なオタク、Celebrationが流れると
「これさあ、最初はVISION FACTORY携帯サイトで着うた配信されてさ、人気投票でCHRISTMAS HARMONYに入る予定だったよね」
「あーーーそうだ!あったねそれ!」
と当時のわりとどうでもいい経緯を思い出すなどします。
「Color歌ってなかったっけ?」
「なんで歌ってないの?こんなにいい曲なのに?」
「わかるわたしも大好き」
Summer Daysも!?」
「あれだよツアーでは蝉時雨に夏うたポジション奪われたんよ」
「あー……蝉時雨大好きだったもんな(w-inds.側が)」
「わかる〜……」
懐古オタクたち、10年以上前の話ならいくらでもできる。

そんな感じで予習を済ませ、いざ会場へ。
前置きが大変に長くて申し訳ございません。


Stomp

わたしの予想セトリではBang! Bang!から始まるかなと思っていたんですが、めちゃくちゃ知ってるイントロで「いきなりStomp!!!」ってなりました(ステーキみたいに言うな)
ちなみに予想セトリではアンコール1曲目がStomp、2曲目がRock itでした。
黒のレザージャケットに南京錠のネックレスというロックな衣装で登場し、ゴリゴリのバンドサウンドで会場を煽ってくるロックなw-inds.

Rock it

この曲、当時すごい好きで絶対ライブで聴きたかったんです。
というかSeventh Ave.ツアーの演出でイントロだけ使われてたんですよ。
なんか柔らかいトランポリン立てたやつみたいな布の後ろから慶太くんが顔と手だけめり込ませてくるマジックみたいなやつ……(伝われ)
イントロだけ流れて、「やったーRock itだ!」て思ったら歌わなくてめちゃくちゃがっかりしてた当時20歳のわたし、やったよ!!!
期待させておいてやんないのはまじで罪深いので二度としないでください。

この2曲でロックな曲は終わりなので、すかさずジャケットを脱ぐ2人(嘘だろ)
最初はお互いの首の南京錠の鍵を持っていて外してあげるって話だったらしいのですが(なんなの?カップルなの?)、その後どっちがどっちの鍵を持っているかわからなくなる。
「これどっちの鍵だっけ?開けてみていい?」
「俺が持ってるのが慶太のだよ」
「あれ……開いちゃった……」
「なんで!?」
「思い出した!どっちが先に開けれるか競争しようってなったんだ!この話したの2日前だから忘れてた」
結局競争もできなかったのでちばさんはスタッフさんに外しもらってました(かわいい)
東京、名古屋では先に開けれるかちゃんと競争したようで、大阪まで慶太くんが三連勝でした。
横浜ではハンデ付けるって言ってました(笑)

NOTHING GONNA CHANGE IT

この曲とYou make me crazyはわたしは予想セトリに入れてませんでした。
というのも、当時のBEST LIVE TOUR 2011の時にも入ってなかった時に、「ああこの曲はあまりにも高いからさすがにライブではやんないんだ……」と勝手に思っていたからです。
実際なんで入らなかったのかは知らないけど、全てにおいてキーが高いw-inds.の曲の中でも最もと言っていいくらい高いこの2曲。
サビをちばさんに割るのはさすがに難しいのでは……と思って外しました。
実際はサビはワンフレーズずつ交互に歌う感じで、一番高い首の血管逝きそうな部分は慶太くんが歌ってました。
あの高音域歌えるのまじで超人だと思う。

Fighting For Love

これは予想セトリに入れてました。
着付けをしてた時に、
「慶太くん最近格闘技にハマってるから、この曲やる気がする〜」
とか言ってたら入ってました。
曲終わりにちばさんが剣道の真似して斬ってたのが可愛かった。

ここで2度目のMCへ。
そう、今回のFCツアーはめちゃくちゃMCが多いんです。
というのも、やる曲があまりにマニアックすぎて、こまめにMCを挟まないと不安だったそうな。
ここまで知ってる曲しか出てきてないしなんなら1曲ごとに当時の記憶が蘇っていたのだが?
舐めてんのか???(やたら喧嘩腰)
過去見たことのない不安そうなw-inds.、ある意味レアな姿が見れます。

Journey

このイベントをやるにあたって、慶太くんも「Journeyというアルバムを引っさげたJourneyというツアーをやったのに、Journeyをやってなかった!」みたいなことをツイートしてたので間違いなくやると思ってました(笑)
ここからは椅子に座っての歌唱。
客席も座ってくださいって言われました。
当時から「Journeyなのに入ってない……」と思っていた皆様おめでとうございました!!!
当時、ツアーに入れるかどうかの時に、メッセージがバラードだったので間延びするといけないと思って外しちゃったらしいです。

Ring Off The Hook / Femme Fatale

ついに新曲(新曲ではない)きた……!※個人的にです
In Love With The Musicのc/wって他になんだっけと思ったらHEADS UPとSail awayでした。
Get Downのもう1つのc/wはTake It Slow。
3年前のEDWの時に、HEADS UPとTake It Slowの曲名がわかんなくて近くのcrewさんに教えてもらったので、どうもその時期が弱いらしい。
CDの形態毎にc/wが違ってた時期ですね、仕方ないね(言い訳)

再びMCに。
JourneyがJourneyなのにやらなかった話とか、なんか色々喋ってたけど正直MCが多すぎてどこで何の話ししてたのか思い出せない(笑)
次はハッピーな曲です、って紹介してくれて、ちばさんがリハ中に思い付いた(?)らしき振りを教えてくれました。
「聴いてたらどこかわかると思うんで、皆さんはやってください」
「提案しておいて自分はやんないの!?ちゃんと1回はやって!?」
ってやり取りがあって、結局1回だけしてくれました(笑)
大阪でこの振り付けの話はなかったので、自然消滅したっぽいです(?)

Celebration

ハッピーっていうヒントで、候補を見る限りこれかThe Christmas Songしかなくない?ってなってました。
上にも書きましたが、元々はCHRISTMAS HARMONYに収録される曲を人気投票で決めるみたいな企画で出てきた曲で。
結局全然違う2曲が収録され、この曲はJourneyに入りました。
なのでツアーのコンセプトに合わないのもまあわかるな〜と当時思っていた記憶。
振り付けは「強く抱いて抱いて抱いて抱きしめて」のところと「いつもLove you Love you終わらないLove song」でした。

地図なき旅路

こちらもJourneyからの1曲。
着付けをしてた時に、「この曲エンディングみたいだよね」みたいな話をしてたら曲終わりのMCで2人も「このまま終われそうな雰囲気」みたいなことを言ってて笑いました。
高音が伸びやかで気持ちいいからエンディング感ある(笑)

ここのMCだったか忘れたけど、いつもツアーのセトリを組む時はテーマとかダンスブロック、バラード、って決めてそこに入れる曲を考えられるけど今回は使える具材が決まってるから本当に難しかったって話をしてました。

You make me crazy

NOTHING GONNA CHANGE ITと同様、めっちゃくちゃ高いこの曲。
これのサビは全部きつくない???て思ってたらさすがにサビ全部慶太くんでした。
逆にAメロBメロはほぼちばさんだった気がする。
これのサビ歌える慶太くん本当に尊敬するしこの曲が一番圧巻というか、歌唱力の強さを感じました。

Humnizer

この曲は東日本大震災の後に作られた楽曲で、被災地でボランティア活動をしていたShungo.先生の作詞です。
イムリーな曲だったからやらないかなあとも思っていたけど、セトリにあってびっくりでした!
当時被災した友達もたくさんいたので、聴いているとその時のことが思い出されて目が潤みました。

本編はここで終了。
今回のライブも声出しはNGなので、手拍子のアンコールでした。
どこだったかのMCで「声出しNGにしておいてちょっと安心したかも、OKなのに静かだったら耐えられない……」って慶太くんが言ってました(笑)
アンコール中に友人と、
「夏ゾーンなかった……」
「Colorもう無理じゃん……」
「この流れでSpace Drifter絶対こんやろ……」
「この流れは……ないな……」
などと会話してました。

Summer Days

アンコールこそ新曲くるか?と思ってたので、イントロが流れてみんなで顔を見合わせました。
ここで夏ゾーン来ると思わなかったしSummer Days大好きだったので本当に沸いた。
15年前のわたし!やっとさよならサマーデイズできたよ!!!
蝉時雨の仇は討ったよ!!!!(仇扱いするな)
この曲の「窓を叩く雨の向こうで 叫ぶように稲妻光れば」とその次のワンフレーズの部分、ステージ下部?バンドさんたちの足元らへんにある照明がちゃんと稲妻みたいに順番にピカって光ってて!青い照明で悪天候な感じも出ていて、照明さん天才!!!ってなりました。

MCではちばさんが、「大阪(昨年の12/18)でもう夏の歌は歌わないって言ったのに、早くも歌ってしまいました」みたいなこと言ってました。
ほんと一年中夏うた(しかも懐かしい)聴いてる気がするな???
2人はグッズのTシャツに着替えてきてて、ちばさんが白でバンツにインしてて慶太くんは黒でした。
「俺これ黒にしたの反省した……なんか、下も黒でスタッフさんみたいじゃない?マイクスタンドとか持ってきてくれる……次からは白にします」
って反省してたの可愛かったです。

Color

待ってた!!!!!!
まじで今回いちばん待ってた!もうないと思った!
当時から大好きで大好きで、カラオケでもいっぱい歌ってきたからサビ終わりのあんま意味はわかってない英語も全部覚えてる!!好き!!!
歌う前のMCで「今回歌ってみてこの曲の印象が変わったというか、良い曲だなって思いました」みたいなことを仰ってたんですけど、いやもう気付くの遅いからな!!!???
(一周まわってキレ始めるオタク)
なんかB-Sideの時もColorワンチャンとか言ってたけど入ってなかった気がする。
やっと甲子園に来てくれてありがとう!初出場おめでとう!!!



こんな感じの世界一エモーショナルなライブでした。
今まで披露されてこなかった曲、というのはオタクにとってみたら当時の無念の権化なので、今回突然そこに光を当ててくれたw-inds.に感謝したいです。
大袈裟な言い方だけど、生きてればどんなことだって叶うかもしれないんだなって思わされました。
いつもはw-inds.さんって呼ぶんですけど、今回情緒が女子高生なのでその当時の記憶に則ってあえて呼び捨て(?)にしました。
当たり前だけどこんな企画、長い長い活動期間があってかつ昔の曲も歌いこなせるポテンシャルもあってこそだと思うので、本当に凄いことだと思いました。
ご本人はどうかどうか「マニアック過ぎて……」と不安がらないでください。

いつかSpace Drifterと夏祭りとLove or Leaveが聴ける日もお待ちしています(貪欲)